東芝の液晶テレビ、レグザの画面が映らないのに音は出るという不具合が数多く報告されており、一部の型番では電源基盤の不具合によりリコール対象になっている製品もあり東芝から案内が出ています。
電源を消してコンセントを抜く、電源を消してしばらく放置などの方法で改善することもありますが、それでも直らない場合は修理が必要になることも。
リコール対象外の製品でもこの不具合が起こることがあり、原因は液晶パネルのバックライトの故障や、その他部品の故障などが考えられます。
また、レグザではアンテナの故障やテレビ側の配線の接続不良などが原因でテレビが電波を受信できない状態になると「e202」というコードが表示されることがあります。
自分で故障診断をする場合には、東芝のレグザ公式ページの「よくあるご質問」ページで同じ症状がないか探してみると良いでしょう。
今回は東芝レグザの故障の原因と対策、故障診断のやり方などをご紹介します。
東芝レグザが故障?画面が映らないのに音は出る原因
東芝レグザの画面が映らないのに音が出る不具合の原因として、以下の事が考えられます。
電源基盤の不良(リコール対象製品あり)
製造番号が42J8、47J8の一部の製品で、電源基盤の不良による不具合のためリコール対象になっているものがあります。
リコール対象製品の保証期間延長や無料修理は2020年8月31日で終了しています。
保証書や背面のラベルに記載されている8桁の英数字(製造番号)の最初の2桁の数字が42J8、47J8になっていないか確認してみてください。
バックライトの故障
バックライトとはテレビの裏面につけられた光源のことで、バックライトが故障すると液晶画面に映像を映すことができなくなります。
自力で直すのは難しいので修理が必要になります。
画面が消える原因と対策
画面が消える原因は、電気基盤の不具合やバックライトの故障などが考えられ、リコール対象になっている製品もありますが、リコール対象外の製品でも同様の不具合が起こることもあるようです。
画面が消えた場合は、次の事を試してみてください。
- リモコンで電源のオン・オフを繰り返す
- テレビ本体の主電源をオン・オフ
- コンセントを抜いて少し待ってから挿し直し主電源をオン
この方法で直ることもあるようですが根本的な解決ではないので、頻繁になるようなら修理や買い替えを検討した方が良いかもしれません。
電源が入らないとき考えられる原因
電源が入らない場合は、電源コードの接続不良や電源基盤の故障の可能性があります。
そんな時はまず次の2つの事を確認してみましょう。
電源コードの接続を確認
電源コードの接続が緩く、奥まで差さっていないことがあります。
電源コードがテレビの本体とコンセント部分にしっかり接続されているか確認しましょう。
コンセントから電源コードを抜いて3分後に再度電源コードを差し込む
コンセントから電源コードを抜いて再度差し込んでみてください。
そうすることでリセットする事ができます。
それでも直らない場合は基盤の故障が考えられるので修理が必要かもしれません。
また、電源が入らない・視聴中に電源が切れて再び電源が入るなどの不具合はリコール対象になっている製品があります。
液晶テレビ 32S10の無償点検・修理は2020年3月31日で終了しています。
e202が出た時は?
E202はテレビが電波を受信できない状態になっていることを表すエラーコードです。
E202エラーの原因は
- アンテナの故障や傾き
- テレビ側の配線などの接続不良
- 大雨や台風などの悪天候時に電波が遮られる
などの理由が考えられます。
E202エラーが出たら次の事を試してみてください。
アンテナレベルをチェックする
まずはテレビが電波をどれだけ受信できているか確認してみましょう。
リモコンの「クイック」ボタンを押す→「その他の操作」を選択→「アンテナレベル表示」で確認ができます。
一般的にアンテナレベルが50以上あれば問題なくテレビを視聴する事が可能です。
リセットする
レグザ本体の電源ボタンを8秒以上長押し。
「オンタイマー」と「電源」のランプが点滅したらボタンを離します。
画面に「リセット機能により、再起動しました」と表示されたらリセット完了です。
リセットをしても設定やデータは消えないので安心してくださいね。
チャンネル設定をやり直す
チャンネル設定をやり直すとテレビが映ることがあります。
- リモコンの[設定メニュ-] ボタンを押す
- [初期設定] を選択
- [チャンネル設定] を選択
- [地上デジタル自動設定] を選択
- [再スキャン] を選択
アンテナを確認する
台風や強風などでアンテナの向きがずれたり、折れたりすると電波が受信できなくなることがあります。
アンテナがきちんと正しい向きで設置されているか確認してみましょう。
アンテナの点検・修理には専門的な知識が必要で、高所での作業は危険も伴います。
無理せずに専門の業者に相談しましょう。
東芝の故障診断のやり方
テレビに故障症状がみられた時は以下の対処法を試してみましょう。
電源を入れ直す
テレビをリセットすることで改善する事があります。
電源を切り、数分待ってから電源を入れ直しましょう。
それでも症状に変化がなければ、コンセントも抜いて様子を見ます。
電源コードの接続を確認する
電源が入らない場合は、電源コードが抜けていたり緩んでいる(奥まで差さっていない)可能性もあります。
見落としがちなのは、電源コードは差さっていても電源タップのスイッチがオフになっている場合です。
電源タップに電源コードを差している場合はスイッチがオンになっているか確認しましょう。
配線を確認する
テレビの配線が正しく接続されていない可能性があります。
アンテナやレコーダー、チューナーなどの配線が正しく接続されているか確認しましょう。
アンテナチューナーを使っている場合は、チューナー本体が故障すると映像が映らなくなります。
これらを試しても解決しない場合は、メーカーに問い合わせることをおすすめします。
悪天候によりアンテナの向きがずれたり、電波が入らないなどの外的要因によって映らない場合もあり、「映らない=故障」とは言い切れません。
また、テレビ本体以外のアンテナ・ケーブル類の故障や破損の可能性も考えられます。
まずは東芝のレグザ公式ページの「よくあるご質問」ページで同じ症状がないか探してみましょう。
まとめ
東芝レグザの画面が映らないのに音は出る不具合の原因は、電気基盤の不良やバックライトの故障などが考えられ、中にはリコール対象になっている製品がありますが、2020年で無償点検・修理などのサポートは終了しています。
画面が写らなかったり電源が入らない場合でも電源コードを抜くなどの対処法で改善することもありますが、それでも解決しない場合は修理が必要なことも。
e202のエラーは、悪天候やアンテナの故障や傾き、配線の接続不良などで電波が受信できなくなることで起こります。
そんな時はテレビ本体をリセットしたり、チャンネル設定をやり直すなどの方法を試すと解決することもありますが、アンテナに問題がある場合は高所作業など危険なこともあるので専門の業者に相談することをおすすめします。
テレビに何らかの故障症状が見られた場合は、まずは配線や電源コードが正しく差さっているか確認してみてください。
東芝のレグザ公式ページの「よくあるご質問」には、様々な症状とそれに対する対処法が掲載されているので同じ症状が載っていないか調べてみましょう。
それでも解決しない場合は、早めにサポートセンターに問い合わせるか購入店に持ち込んで修理してもらうなどした方が良いでしょう。