キッチンハイターで洗濯機を洗う時の量は、200倍希釈です。
キッチンハイターは、塩素系漂白剤。
塩素系漂白剤は、洗濯槽クリーナーにも使われている成分なので、代用が可能なんです。
今回は、どこのご家庭でもあるだろうキッチンハイターで、洗濯槽を洗う時の使用量や注意点、縦型とドラム式での違いなどをご紹介します。
洗濯槽のお手入れにキッチンハイター、量はどれくらい?
洗濯槽のお手入れに使うキッチンハイターの量は、水の量から計算が必要です。
できるだけ広い範囲を掃除したいので、満水にして掃除します。
ご自身が使っている洗濯機の、満水の量を確認しておいてください。
具体的な計算は、次の項目で確認しましょう。
そもそも、キッチンハイターは名前のとおり、キッチンで使うためのものです。
では、なぜ洗濯槽のお手入れに使えるのでしょうか?
理由は、塩素系漂白剤だからです。
塩素系漂白剤は洗濯槽専用洗剤にも使われています。
カビや臭いに効果的。除菌効果が高いです。
塩素系漂白剤を使っても、カビが浮き上がることはありません。
それはカビを分解して落とすから。でもその分、効果が高く、プロが推奨しています。
液体タイプを使うときの量は?
具体的に見ると、例えば8kgの洗濯機の満水が80Lの場合、計算は次のとおりです。
80,000ml(=80L)÷200=400ml
よく売られているキッチンハイターのサイズは600mlなので、実は1本を使い切りません。
意外と少ないと思いませんか?
洗濯槽クリーナーは買っておかないと、使いたい時に限ってない!ってこともありますよね。
でも、キッチンハイターなら、ふきんや食器の漂白、カビ取りなど、家庭に必ずあると言っても過言ではないくらい、置いてると思うんです。
それが洗濯機のお手入れにも使えたら、すごく便利ですよね。
縦型とドラム式で使い方に違いはある?
縦型とドラム式の洗濯機で、キッチンハイターの使い方には違いがあります。
大きな違いは、その使用量。
縦型とドラム式では、洗濯時に使う水の量が違うから、洗濯槽を洗う時のキッチンハイターの量も変わるのです。
ドラム式の水の量は、縦型に比べておよそ半分なので、使用するキッチンハイターの量も半分になります。
お湯を使って洗わない
キッチンハイターを使って洗濯機のお手入れをするとき、お湯を使うことは危険です。
ドラム式には、お湯で洗う機能がついているものが多くあります。
使いやすいし、お湯の方が効果が高そうだから、ついつい使っちゃうかもしれません。
それは、蒸気によってハイターの臭いが立ち上り、塩素を含んだ蒸気を吸引する可能性が高くなるから。
目や鼻、のどに刺激になり、気分が悪くなることもあります。
もちろん、縦型であってもお湯を使用すると同じことになるので、絶対にやめましょう。
キッチンハイターってステンレスに使っていいもの?
キッチンハイターはステンレス製品に使えます。ただしそれは、つけ置き時間が短い場合。
そもそもステンレスがサビにくい理由は、酸化皮膜があるからです。
酸化皮膜とは、表面を覆う保護膜のことで、剥がれたり壊れたりしても、酸素と結合することで自然に再生し、軽い傷やサビから守ってくれます。
キッチンハイターはその酸化皮膜を破壊してしまい、つけ置き時間が長いと酸素と結合できず、酸化皮膜が再生されないので、サビてしまうというわけです。
花王のホームページによると、使い方や使用量、つけ置き時間の目安を守るように書かれています。
つけ置き時間は30分。それを超えると、ステンレスもサビる可能性が高くなるのでご注意ください。
洗濯槽を掃除する頻度
洗濯槽を掃除する理想の頻度は、月1回です。
意外と頻繁ですよね。
でも、洗濯機を掃除すると、本体の汚れや傷みに気づきやすくなるはず。
それは、洗濯機を長持ちさせることにも繋がります。
黒カビや臭いは、時期や使用頻度にもよるものの、3〜4ヶ月すると出てくる可能性があります。
キッチンハイターのような塩素系漂白剤は除菌効果が高いので、カビ生えにくくなり安心です。
とは言え、洗濯機の使い方によっては、黒カビや臭いが、予想より早く発生するかもしれません。
黒カビや臭いをできるだけ抑えるためには、洗濯機を使ったあと、乾燥させることが重要。
縦型洗濯機はフタを開けたままして、ドラム式洗濯機は槽乾燥機能を使って、洗濯槽内を乾燥させましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、キッチンハイターで洗濯機を洗う時の量や注意点をご紹介しました。
キッチンハイターを使う量って、意外と少なかったですよね。
ただ、塩素系漂白剤は使い方を間違えるととても危険です。適切に扱いましょう。
洗濯槽を掃除する理想は月1回。
洗濯機の機種によっては、キッチンハイターが使えないこともありますので、取扱説明書を必ず確認してからお手入れしてくださいね。