中国語の非通知電話は基本的に詐欺を図るものがほとんどです。
そのような危険な電話には極力出ないようにするのが本当はベストなんですが、うっかり電話に出ちゃったりすることがあると思います。
その場合「電話に出ちゃったけど大丈夫だったの?」や、「料金は発生するの?」のような疑問が当然のように湧いてくると思います。
今回はそのような疑問に答えるために非通知の中国語電話のあれやこれやを紹介していきます。
非通知に出たら流れる中国語の音声はただの迷惑電話?

非通知に出たら流れる中国語の音声は「中国大使館で重要な手紙を預かっているから取り来てください」という内容がほとんどです。
もちろんその内容は嘘で、詐欺をはかるために送られている悪質な迷惑電話です。
嘘の内容で詐欺グループと接触させようとしたり、折り返し電話を促して通話料金を得ようしたりというのがそのような電話の目的のようです。
ほとんどの場合中国語の非通知電話はこのような悪質な迷惑電話なので相手にしないようにしましょう。
1番は電話にも留守電にも出ないことですが「非通知」だと誰からか分からないため出てしまうことがあると思います。
その場合は自分から話さず相手が話すのを必ず待ち、迷惑電話かそうでないかを確認してください。
そしてそこで中国語が流れ始めたらなにもせず通話を切るのがベストな選択です。
また、可能性としては少ないですがそのような中国語の非通知電話が繰り返しかかってくることもあります。
その様な場合は携帯の設定で非通知電話を拒否したり、警察に相談することも一つの手だと思います。
自動音声のガイダンス通りにするとどうなるのか

中国語の自動音声ガイダンス通りにすると詐欺グループに電話がつながり架空請求などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
危険なトラブルに巻き込まれないように絶対にガイダンス通りに番号などは押さないようにしましょう。
仮に自動音声で「心当たりのない方は1番を」のようなことを言われても絶対に押さないでください。
そのような番号でも詐欺グループに電話がつながる恐れは十分にあるからです。
また、詐欺グループなどの危険な相手に電話がかからなかったとしてもガイダンスの指示で掛けなおすように指示される場合があります。
もちろんそのような場合も掛けなおす必要はまったくありません。
仮に掛けなおしてしまうと国際電話を使うことになるので高額な通話料金が発生してしまいます。
面倒なトラブルに巻き込まれたうえに高額な通話料金を請求されるなんて嫌ですよね。
なのでこのような中国語の音声ガイダンスがきたらどんな内容であれ無視するようにしましょう。
中国語で残された留守電の目的

中国語で残された留守電も同じように詐欺が目的です。
折り返し電話をするように促して詐欺グループに電話をつなげさせようというのがこの留守電の狙いです。
中には「有料会員の会費が払われていない」等の内容で留守電が入っていてその電話に折り返しをかけてしまい数万円の被害にあった方もいるようです。
また、前にも書きましたが折り返しをかける場合は料金は折り返し電話をかけた方に請求がいきます。
加えてこの場合も連絡先が中国なので国際電話というあつかいになり、高額な通話料になってしまいます。
幸いにもこの悪質な留守電も中国語で話されているようなのでほとんどの方は意味が分からず無視をして折り返し電話はかけないと思います。
しかし、中国語が分かる方は注意してください。
中国語の自動音声ガイダンスと同じように聞く耳は持たず、何もせずに電話を切るようにしましょう。
非通知でかかってきた中国語の電話。出ちゃったら料金はどっちが払う?

非通知でかかってきた中国語の電話は出るだけでは基本的に料金はかかりません。
ただしそれはその携帯を契約した国内でのみ適用されます。
ほとんどの場合皆さんが今使っている携帯は日本で契約したものだと思います。
日本で契約した携帯であれば日本国内で電話に出ただけでは料金を請求されることはまずありません。
ですが日本で契約した携帯を旅行先のアメリカに持っていくとします。
そこでこの中国語の非通知電話にでてしまうと通話料金が発生してしまいます。
アメリカ以外でももちろん同じことが言えます。
日本国内にいる場合は気を付ける必要はないかもしれませんが海外などに行く場合は非通知電話などの怪しい電話には出ないように気を付けた方がいいでしょう。
携帯の設定で非通知電話をあらかじめブロックするなどして未然に防ぐというのも一つの手です。
留守電のメッセージを聞くだけだと電話代は?

留守電も同じでメッセージを聞くだけだと受信側に料金は発生しません。
非通知の留守電に出てどこからか確認する分には問題ないと思います。
しかし何度も言いますが折り返し電話する場合は料金が発生します。
国際電話の高額な通話料が請求される恐れがあるので折り返し電話はしないようにしてください。
また、料金だけでなく詐欺グループに電話が繋がるという最悪なケースも考えられます。
中国語なので理解する方はそんなに多くないと思いますが万が一「折り返し電話してください」のようなメッセージを理解しても絶対に従わないようにしてください。
この留守電の目的は折り返し電話を掛けさせて高額な通話料を払わせることや詐欺を図るものなので無視して通話を切りましょう。
もし無視しても非通知の留守電が頻繁にくる場合は携帯の設定であらかじめブロックしたり警察に相談することをおすすめします。