ガスファンヒーターを使っていると、焦げ臭い匂いがしてくることはありませんか?
それは、ほこりが溜まってきているためで、定期的に掃除をしてほこりを取り除くことが必要です。
ガスファンヒーターの掃除は、エアフィルターの手入れなど家庭で行えることもありますが、分解掃除など業者への依頼が必要な時もあります。
また、ガスファンヒーターを使用中にペンキのようなにおいがすることもあります。
これは、ガスと一緒にベンゼンなどの揮発性の化学物質が燃えて有害物質が発生しているためで、とても危険です。
そこで今回の記事では、ガスファンヒーターの掃除の仕方や、臭い匂いがする原因と対処方法をご説明します。
ガスファンヒーターの掃除とお手入れの仕方
ガスファンヒーターを使っていると、エアフィルターや温風の吹き出し口にほこりが溜まってきますので、こまめなお手入れが必要です。
お手入れは、主に次の2か所を行いましょう。
- エアフィルターの掃除
- 前面の温風吹き出し口の掃除
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
エアフィルターの掃除
エアフィルターの掃除は、次のように行います。
- 取扱説明書を確認し、ネジなどを外してエアフィルターを取り外す。
- 掃除機でエアフィルターのほこりを吸い取る。ほこりが多い時には、中性洗剤などを使って水洗いする。
エアフィルターにほこりがたまると「フィルターサイン」が点灯しますが、点灯するまえに、1か月に1回くらいの頻度で定期的に掃除をしましょう。
前面の温風吹き出し口の掃除
前面の温風吹き出し口は、次のような手順でお手入れをします。
- 掃除機で温風吹き出し口に付着したほこりを吸い取る。
- よくしぼった雑巾などで、温風吹き出し口をきれいに拭く。
先がブラシになってる吸い込み口がやりやすいですね
ガスファンヒーターの掃除、東京ガスの料金は?
ガスファンヒーターを使っていると、ヒーター内部にもほこりが溜まってきますが、燃え移りや不燃の原因になりとても危険です。
そこで、2~3年に一度はガス会社などの専門業者に分解掃除を依頼して、内部のほこりを除去してもらいましょう。
分解掃除の費用は、1万5千円前後ですが、機種により修理方法が異なるため、ご家庭への訪問時に見積もりを取ることが一般的です。
参考までに東京ガスのホームページをご紹介しておきます。
修理費用について修理内容により修理費が異なるため、作業者が状況を見せていたき概算費用をお知らせしたうえで修理を行います。
担当者がご訪問後、修理をご希望されない場合や、やむを得ず修理ができなかった場合でも修理基本料(出張費・点検料)を申し受けますので、ご了承ください。
ガスファンヒーターの内部は複雑なため、あなた自身で分解せずに、かならず業者に依頼しましょう。
焦げ臭い、ペンキの匂いがする、何が原因?
ガスファンヒーターを使っていていると「焦げ臭い」「ペンキの匂いがする」といった匂いがすることが多いです。
どちらも、危険な兆候になりますので、原因や対処方法を確認しておきましょう。
焦げ臭い
これは、次のような原因によります。
- 内部にほこりが溜まっている。
- 内部に少量の油分が内部に付着している。
ほこりが原因の場合は、前述のとおり、エアフィルターの掃除や分解掃除でほこりを取り除くようにしてください。
少量の油分の付着は、新品のガスファンヒーターでたまに発生しますが、使っているうちに解消していきます。
もし、焦げ臭いにおいが続くようなら、購入したメーカーに点検を依頼しましょう。
ペンキの匂いがする
使用中にペンキの匂いがする時は、ガスファンヒーターの近くにある揮発性の化学物質がガスと一緒に燃えている可能性があります。
揮発性の化学物質は、マニキュア、衣類の染抜きなどに含まれています。
揮発性の化学物質が燃えると、一酸化窒素及や二酸化窒などが排出され、気管支炎や喘息などの原因になりますので、とても危険です。
ガスファンヒーターの近くでは、マニキュアや衣類の染み抜きなどを絶対に使わないようにしましょう。
ガスファンヒーターが臭い!まとめ
今回の記事では、ガスファンヒーターの掃除の仕方や、使用中に出る臭い匂いの原因と対処方法をご紹介しました。
普段使う時には、エアフィルターや前面の温風吹き出し口のほこりを、月1回くらいのペースでこまめに掃除しましょう。
また、2~3年に一度は、内部にたまったほこりを除去するため、ガス会社などの専門業者に分解掃除を依頼しましょう。
分解掃除の費用は、1万5千円くらいです。
また、ガスファンヒーターを使っていると、焦げ臭い匂いがしたり、ペンキの匂いがする時があります。
焦げ臭い匂いは、ほこりが原因の場合が多いので、掃除でほこりを取り除けば解消できます。
ペンキの匂いは、マニキュアや衣類の染み抜きなどに含まれる揮発性の化学物質が燃えている可能性があります。
揮発性の化学物質が燃えると、気管支炎などを起こす有害物質が発生します。
ガスファンヒーターの近くでは、マニキュアや衣類の染み抜きなどは絶対にやめましょう!